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2005-12-05-Mon-23:31

私の夕は、君の昼

この大きな空の中では
私は小さな砂粒だから
君と出逢えたのが奇跡で
離れてしまったのが
むしろ当たり前のように思うの

こうして語りかけている声も
本当に君の身体で波打っていたのかな
今はただ
透明な暗号が
私の奥底へ注がれている

砂時計の最後のひと粒となって
落ちてしまったとき

頭上を
遥かな青が流れ
足元に海が広がって
しまいには上下感覚をなくしてしまった
手も足も出ない私は
水平線を1ミリも抱けないでいたけど
1ミリにも満たない私を
地球がそっと抱きしめていた

最後のひと粒となって
落ちてしまったときから

私の中を毎日ひとつずつ
夕陽が沈んでは
君が飛び立った先の砂漠が
こうこうと照らされる
白昼夢を見た

ねえ、もうすぐ
千つ目の夕陽が沈むよ


君は今も

生きているのかな


命を落とすまで

私はずっと


君の名前を抱きしめているのかな

2005-12-01-Thu-22:11

つむぎうた

わたしと
あなた

おはようと
おやすみ

ことばをつむいで
糸にしても

さよならもなく
プチンと、切れた

どうしたらいきを
ふきかえすのだろう

きなりの糸をセーターにして
はだかの心にきせてみても

すきま風が
サボテンの針のよう
2005-11-26-Sat-22:50

心のなかの空

絵本の1ページみたいに
あたたかな日

あそびつかれた ミーちゃんが
ママにせなかを トントンたたかれながら
おふとんにくるまって
おひるねしようとしている

すると
とおくから なにかが
ゴーーーと うなる音

「あ、ひこうき」

ミーちゃんが
てんじょうをゆびさす

まどからは
お庭の木がゆれるのと
おとなりさんの家が
みえるだけなのに

あなたには
みえるのね

ゆびさきのむこうの
心のなかの
空が
2005-11-23-Wed-09:17

桜輪廻

ごめんね
今まで気づかなかったよ

赤や黄色の季節の絵の具で
みずみずしく重ね塗りされた
桜の木の葉っぱの影に
ちいさなちいさな
土色の蕾

今までずっと蕾は
冬に現われるのだと勘違いしていた
秋は秋で
目まぐるしく落ちる葉っぱに惑わされて
死の影に
生が
確かに脈打っていることさえ
忘れそうになっていた

目を閉じて
青葉の向こう
海鳴りのような木漏れ日を描いて
いつからそこに蕾は現われていたのか
思いを馳せながら

麦踏みするように
落ち葉を踏む

落ち葉が
土となり
樹液となって
いつかは空いっぱいに
明るい花を満たすのを
感じながら
2005-11-21-Mon-22:10

きねんび

わたしが

うまれてから

なみだを

 このてで

  ふくまで

ちちははは

どれほど

こころを

 ぬらした

  ことだろう


いきていく

そのしぐさの

 かげには

きおくが

 めばえる

  まえに

ねんりんの

 ように

  きざまれた

いくつもの

きねんびが

 いきづいている


あたまでは

 みんな

  わすれていても

からだの

 すみずみまで

  おぼえている


うまれて

 ないて

わらっては

 ときがひとつ

  しんだ

   ことも
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