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2006-06-03-Sat-09:02

この子 大きや

この子 大きや


まろき頬を
背なにのせて
まどろむ 吾が子


金魚の べべ着て
へご帯
締めて



から ん  ころ ん

赤い つまさき
鼻緒で
すれて


から ん  ころ ん

宵を 縫うように
さ迷い
ゆけば



ちょうちん明かりに
和えかに匂う人々
吾子の小ささに まなじり細めても



この子 大きや


をんなの手には
重たき血汐


果てなき夜空に
いつか
ひとり



この子の をとこおや は


暮らしに疲れて
湯気が立つように



いったい何処(いづこ)へ
 
 

消えたやら






火照りは 続いて
田畑は  枯れて


祭りごとは 
いのちを 吸って 脈打ち



この子 大きや


川面に腕(かいな)を
伸ばす
月影


幾久しく
流れよ、と



祈る
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