--------------:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2006-02-28-Tue-23:03

汲む-茨木のり子さんに-

大人になりたくない と
純粋に逃げ続けた頃は通り過ぎ
大人になれない と
不透明な迷路で行き詰まった頃に
私はあなたの詩にえぐられました

 初々しさが大切なの
 人に対しても世の中に対しても
 人を人とも思わなくなったとき
 堕落が始るのね 墜ちてゆくのを
 隠そうとしても 隠せなかった人を何人も見ました

あなたがかつて見すかされた ことばに
私も見すかされて どきんとしました

大人になってもどぎまぎしたっていいんですね
私は人からよく見える道ばかり進もうとしていたから
かえって自らを迷路に押し込めていた
人は背比べをするものではなく
その違いをいとおしむものであり
そして風は こころを外にむかってひらくほど
たえず違う唄を連れてくる きっと……
あなたの亡くなられた二月の気高い空の下
アンテナをふるふる震わせては
今もなおその意味を
ひっそり汲んでいるのです



(参考作品)
茨木のり子「汲む-Y・Yに-」

故・茨木のり子さんに寄せて、追悼の意を込めて書かせて頂きました。
心よりお悔み申し上げます。
関連記事
スポンサーサイト

COMMENT

2006-03-01-Wed-13:10

詩集買いました

ここに書き込むのは久しぶりです。
この時期の雨の中外を歩くのは嫌なものです。雨の中を歩く、楽しいときもあります。でも、冷たい雨は嫌だな(笑)

さて、八重洲ブックセンターを覗いたら「汲む」が収録されている詩集「鎮魂歌」が思潮社からではなく、童話屋という出版社より再発行されていて、図書カード500円分もあったことから衝動買い(かな?)してしまいました。
早速、まほしさんの汲むと茨木さんの汲むを読み比べてみますね^^
そうそう、ルオーというタイトルの詩もありました。今回の詩集では無く、他の詩集に収録されています。ルオーへの思い入れが語られているので、「鎮魂歌」を読み終えたら手に入れようかなと今からもくろんでいます。

ではでは♪
2006-03-03-Fri-21:48

いらっしゃいませ

Yockさん、こんばんは^^
こちらでは久しぶりです。
見ての通りの放置状態ですが(笑)
足跡とっても嬉しいです♪

「鎮魂歌」購入されたのですね!!
八重洲ブックセンターと言えば、高校のときの友達が勤めていたので、
たまに顔を覗かせに行っていました。
(たしか、4階だったかな?)
それから、「ルオー」というタイトルの詩があるのは初めて知りました!
私もぜひ読んでみたいです。

私の「汲む」は、詩というよりも作文という感じで、
茨木のり子さんに対して申し訳無い思いでいっぱいです。
それでも、茨木のり子さんの「汲む」が、
心に深く沁みこんでいるのだな・・・と感じている、今日このごろです。

では・・・

COMMENT FORM

NAME

SUBJECT

MAIL

URL

COMMENT


PASS

秘密にする

HOME
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。