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2012-10-29-Mon-23:23

九月の雪

夏が見えなくなった瞬間
きみはわたしの肩越しに
雪のような言葉をぶちまけて
傷だらけのドアに逃げこんでしまった

しんとした寒さが
火照ったからだを駆けめぐり
わたしはまっ白になって
きみを抱きしめたいと想った

そんなに尖らなくてもいいよ
きっと指先まで凍えていたんだね
あの夏を追いかけて走っていたときも

きみが猛吹雪になってしまったのは
心のどこかで少年が震えているからだろう
閉ざされたドアの向こうは銀世界かもしれない


kugatsunoyuki.jpg


(Seasons-plus-2012年秋号 掲載作品)





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