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2010-10-03-Sun-22:15

わたしに帰る

梨の木々が
満月のように
ふくいくと香る夜を
肩に流しながら
自転車をすべらせていると
地球のまるみが
遠くまで
視えるようです

土に転がった梨が
やがて
凛と
実るように

満月も
ひとめぐりすれば
ふたたび
円かに輝くように

わたしもいつかは
わたしに帰るのでしょうか

あの日
星を実らせようとして
手が痛むほど
荒れ野を耕したのも
決して無駄ではありませんでした

一昨年よりも
去年よりも
いっそう豊かな秘密をはらんで
秋が
舞い戻ってきます

知らないうちに
こぼれ落ちていた種を
鈴生りにするために

 帰って
 いきます

 みんな
 みんな
 わたしに
 帰っていきます

まるく繋がった時を
駆けぬけていけば
背中を押していた風に
めぐり会えます

不毛な地に
涙を植えつくして
しゃがみこんでいた
わたしも

なつかしい未来に
帰っていきます

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