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2008-07-21-Mon-20:13

花芯

ほんとうに咲いているの?

今朝まで薄紅の蕾が
ひしめいていた枝に
思わず声をもらしてしまった

ねえ、ほんとうに咲いているの?

夕暮れに染まる風に
梢はこくり頷いて
昨日とは違う揺れ方をしている

永い月日をかけて
待ち焦がれていたはずなのに
いざ咲いているのを目にすると
遥かな香りをあおいでいるようで

夢に落ちる
刹那に聞こえた
子守歌のよう

今、足元をよぎった
少女の影が
幼いころの私にも
百年先の私にも思えて

ここが何処なのかさえ
迷いそうになる

花の雨が
頬をかするころになって
ようやく目が覚めるのでしょうか

あれは、桜

子守歌は、母の口から

この胎の花芯に
温もりを伝え残して
たしかに咲いていたと


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