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2008-03-22-Sat-21:51

梅がたり

あ・・・・

今、
どこかで
梅が咲いた
月明かりの下で
梅が開いた

俯いていても
塀に囲まれた
夜道を歩いていても
梅のほころびが
目に見えるようにわかるのは
琴の余韻のように流れてきた香りが
この胸の戸口を叩いたから

梅はものがたる
自分が根ざす庭の佇まいを
その家で暮らす人々の温みを
どこにでもありそうで
そこにしかない
灯かりが滲むのを

とぷん・・・・と
湯垢の匂い
土鍋の煮える気配
そして
幻をくゆらせるように咲く花

暗闇に灯る
ろうそくの炎のように
一点からあたたかな波紋をひろげる
香りが
底冷えの庭を
凍りついた塀を
飛び越えて
この町を旅人のように歩く私にも
ものがたりを
垣間見せてくれたのでしょう

胸に手をやると
戸口の奥から
なつかしい
父さんと母さんの


指の隙間から零れる
ほのかなうたも
いつか
だれかのもとへ
響いていけるでしょうか

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