--------------:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-03-22-Sat-21:49

日記

人は
古びてしまうのでしょうか
手垢にまみれたノートのように
それとも
すり減ってしまうのでしょうか
かなしみを消そうとして
その身を散らすような
ケシゴムのように

いいえ 人は
いとおしまれた跡を
ゆめの底にしんとしずめて
新しく生まれ変わるのでしょう
朝 目覚めて
視界のページがめくれるたびに
風が言の葉をつづっていく
日記のように

「さよなら」
あなたとわたしの吐息が
一瞬 混じって
ふたりして無言ですれ違った
あの日の白い雨は
同じセリフを透かしてみても
それぞれに異なる罫線を見せるでしょう
それは時計が回ればまわるほど
薄れていくけど

いつかまた
チャイムを合図に
めぐり逢うことができたなら
みずうみのような眠りから
ゆり起されたような眼差しで
お互い年輪を重ねたことを
無邪気に笑い合えますように


―――でも
     たまには
     手紙を書いてもいい?

     日記をやぶって 
     紙飛行機にして


     まっさらな空へ



関連記事
スポンサーサイト

COMMENT

COMMENT FORM

NAME

SUBJECT

MAIL

URL

COMMENT


PASS

秘密にする

HOME
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。