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2007-09-27-Thu-23:19

月のみち

月が照らしてくれるなんて、嘘です。

月だって元々は
照らされている天体で
ビルが立ち並ぶ都会では
海よりも深い闇にかくれていて
この手はいつのまにか
ネオンに染まってしまいました。

目を暗ませるほど近く
ゆびさきを麻痺させる光に

乱舞する眩しさにかき消された
星くずの悲鳴さえ、すくえないまま

(でもね。月は、照らしてくれるよ)

私の中心で
苛立ちながらも
安らぐように
満ちる波を
見透かすように

逃げても

にげても

ニ、ゲ、テ、モ

捨ててきたはずの川の流れが
くるぶしに甦るから
ヘドロの溜まった横道に
逃げこむことはできません。

あの夜、
鉄橋のふもとで
影を重ねるように
交した約束も

電灯の下で
ぎんいろに煙った
すすき野原も
散りばめられた露も

時に流されて
手の届かない処まで
離されてしまったのに

うちよせる。

月のように。

銀河に
白いさざ波を立てる
月のみちのように――

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