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2006-11-25-Sat-23:47

子どもの隣り (灰谷健次郎さんを偲ぶ)

わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。

それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという
あなたは
ちっとも先生らしくなくて、
先に生きることなんてしなくて、
隣りに寄り添って話をしてくれるような
そんな陽だまりのような人だった。

 いのちは
 けっしてちっぽけではなくて、
 自らぐんぐん伸びていこうとする
 巨木を秘めたドングリのようにたくましくて、
 どんなに重いくもり空を背負っても、
 みんなの痛みを忘れたりなんかしない。
 こころをぎゅっとしぼれば
 熱い雨がぽたぽた落ちてくる。
 からだの血となってかけめぐる
 いとおしい人たちの涙が・・・


ところが、あなたは、先にいってしまった。

天に瞳をこらすと
背もたれていた木は
どんどん蔭りと光りを深めて
隣りに転がるドングリひとつ。
今さらあなたの大きさに気づくなんて。

 あなたはいなくなったんじゃない。
 かくれんぼしているだけ。
 まだここにいる。
 ここにいる。





(平成十八年十一月二十三日に亡くなられた
灰谷健次郎さんに寄せて)
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COMMENT

2006-11-26-Sun-19:07

こんばんは

まほしさん、お元気ですか?

灰谷さん…残念ながら、ぴ@はあまりよく存じ上げないのですが、それでも、まほしさんの思いしっかりと伝わりました(^^

先に逝ってしまった…でも、きっと向う側で優しく見守っていてくれるのかな♪
2006-11-30-Thu-23:06

返信遅れてごめんなさい!

ぴ@さん、またまた返信遅れてごめんなさい!
風邪でダウンしていました(^-^;
ようやくまともになってきた感じです。

灰谷さんは、ここにも書いたように、元々小学校の先生をされていた方で、児童文学を多く書かれていました。
代表作は、「兎の眼」「太陽の子」「天の瞳」など。
あと、教科書にも載った「ろくべいまってろよ」も書かれています。
「やさしさ」の作家として知られていて、上にあげた作品だけでなく、どの作品にも奥底にはそれが流れているのではないかな・・・と思います。
短編も書かれているし、文庫でも出ているし、もしよかったら読んでみるといいかも♪

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灰谷健次郎

灰谷健次郎灰谷健次郎(はいたにけんじろう、男性、1934年10月31日 - 2006年11月23日)は児童文学作家。兵庫県神戸市生まれ。大阪学芸大学(現・大阪教育大学)学芸学
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