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2012-10-30-Tue-00:31

新しいブログはじめました

訪問ありがとうございます☆ミ

10月に入ってから、新しいブログをはじめました。
お時間のあるときに、遊びに来ていただけると嬉しいです。

「金曜夜はコレッテ・ポエ」
http://ameblo.jp/colettepoete/

「うた・たね」が、わたしの詩がメインであるのに対して、
「コレッテ・ポエ」は、詩についてのレビューがメインとなっています。
実はこの「うた・たね」を立ち上げたときから、
詩について語るページを作りたくてたまらなかったのだけど、
ずーっと手をつけないまま、7年も経ってしまいました(^^;

(ん?……っていうか、このブログ、そんなに長くやっているんですねー!
今さらながら、びっくり!)

それにしても、すきな詩について、すきなだけ書けるのって、本当に幸せです。
気がつけばキーボードを打つ指が先走って、予想外なことも書いていたりしますが(笑)
行けるところまで、行ってみたいですww

ではでは、今後ともよろしくお願いします(^0^)/

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2012-10-29-Mon-23:34

梨のきおく

夕映えに乱反射する
河口のようなきらめきを
枝先にふっとふりしぼるように
梨は金色の実をならしました

ほんとうに果てる命など
みじんもないのだという想いを
その実にみずみずしく
結晶させるかのように

黄葉の散った根元に腰かけて
ほのかに眩しい実を口にしたら
芳醇な香りが脳裏をめぐりました

わたしの奥のどこか遠い丘で
かつてこの身が梨だったときの記憶が
白い霧雨を浴びて芽生えていきます


nashinokioku.jpg


(Seasons-plus-2012年秋号 掲載作品)




2012-10-29-Mon-23:30

RRR

虫の音にびしょ濡れになって
深夜のアパートに戻ってきた
ドアを後手で閉じた瞬間
散らかった沈黙に迎えられた

サンダルを脱ぎすてると
ストラップにからまっていた
鈴虫の三連符が
RRR……と余韻を立てた

もうヌードトゥの季節じゃないのかもしれない
それでも最先端で風を感じて
踏みしめていきたい道がある

さみしさを深めるために靴底を減らしていくよ
いつか体じゅうの輪郭をほどいて
大気に飽和するときのために


rrr.jpg


(Seasons-plus-2012年秋号 掲載作品)




2012-10-29-Mon-23:23

九月の雪

夏が見えなくなった瞬間
きみはわたしの肩越しに
雪のような言葉をぶちまけて
傷だらけのドアに逃げこんでしまった

しんとした寒さが
火照ったからだを駆けめぐり
わたしはまっ白になって
きみを抱きしめたいと想った

そんなに尖らなくてもいいよ
きっと指先まで凍えていたんだね
あの夏を追いかけて走っていたときも

きみが猛吹雪になってしまったのは
心のどこかで少年が震えているからだろう
閉ざされたドアの向こうは銀世界かもしれない


kugatsunoyuki.jpg


(Seasons-plus-2012年秋号 掲載作品)





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