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2011-06-11-Sat-11:03

えらぶんちゅ

大きなガジュマルの蔭で
そばかすの散った
ちいさな腕を
蝶のように広げて

千々にきらめく
言葉のさざ波に
貝殻の耳を澄ます
えらぶんちゅよ

黒い瞳は
星空がほろりと
零れそうなほど
深く

陽に焼けた
おかっぱの髪では
汗と潮の匂いが
蒸せている

唄うたう
 野の声も
唄になれなかった
 息も
唄にならなかった
 風も
お前の産毛を
選んで
さわさわと
撫でてゆくでしょう

ここは
沖永良部島

琉球でも
薩摩でも
ましてや
亜米利加でもなく

珊瑚礁の
ここにしか
咲かない
華々が
満ちあふれる島

どんな道を
選んでも
魂が
還ってゆくでしょう

白百合が
雑草のように
凛と繁る
土へ

エメラルドグリンの
光が透ける
遥かな
海へ

お前の足音が
この地を
遠く離れて
空を鳴らす日が
めぐりめぐっても

魂は
 日輪に
  羽ばたいて

お前が
生まれたのを
とこしえに祝う
ふるさとへ
還ってゆくでしょう


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