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2008-07-21-Mon-21:15

引っ越しました

「ブログはこれからは、月に一度の更新を目標に、がんばっていきたいな・・・と思います。」
と書いていたにも関わらず、大分間が空いてしまってごめんなさい。
実はいうとこの六月に、引っ越しをしました。
引っ越しといっても、サイトやブログのサーバー移転のことではなくて、まほし本体の。
今は新しく暮すようになった部屋で、これを書いています。

引っ越しなんて、小さい頃にしたきりで、自力で家を出るのは初めてだったから、もう大変でした!
その大変さは、今も続行中です。

ああ、ちなみに本名の名字は全然かわってません^^;

ところで、私がサイトやブログの更新をしていない間に、掲示板に書きこんで下さったり、ホットメールのアドレスにメールを下さった方、本当に有難うございます。
公私それから詩作活動ともに、今は大転換期なので、なかなか忙しい状態ですが、返信は必ずするつもりなので、もうしばらくお待ちください。

この春から夏にかけて書いた、詩の一部を更新したので、もしよかったら読んでいってくださいね^^

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2008-07-21-Mon-20:26

恐竜の家出

恐竜の子はいつか
家出しなくてはなりません

ちっちゃなおもちゃ箱のような
部屋のなかで
ぱんぱんにはちきれそうな
若草色の風船のように
ふくらみつつある 恐竜の子は
硝子窓に前足を
ギチギチ押し当てて
くもり空を見上げます

(はやく
 ここを出なければ
 破裂しちゃう)

きゅうくつな壁のそちこちに
体をぶつけながら 恐竜の子は
かき集められるだけの
思い出のかけらを
ボストンバックに積めはじめました

恐竜の子が大きくなった分
父さんは小さくなりました
母さんはさらに
まあるくなって
今では卵のようです

恐竜の子が
卵の殻を割って
はじめて光に射ぬかれたときは
どれほど痛かったのでしょうか

母さんが
お腹を張って
卵を生み落としたときは
もっともっと痛かったのでしょうか

(空が割れんばかりの
 祝福の雨と
 産声と)


恐竜の子はいつか
家出しなくてはなりません

時限爆弾のように
ふくらみすぎて
この家の
屋根を
柱を
ぶち壊してしまう前に

家出しなくてはなりません

いつか
ほんとうに大きくなって
ここに戻ってくるために


2008-07-21-Mon-20:21

別れに

別れに強くなりたくないのです

頬をどんなに風がよこぎっても
冷ややかに笑う人形ではなくて
ときには泣きじゃくるような
人間でありたいのです
いとしいもののそばでは

いろんなものとすれ違えば
いろんな心に染まります
桜吹雪の紅に
川の蒼
落ち葉の金に
霙の灰
いろいろ滲み合って
かなしみのあまり
暗闇のようになってしまいそうだけど

そしたら星を描きましょう
そして夜明けを待ちましょう


2008-07-21-Mon-20:18

わたしの足跡

・・・・ところで最後に
   わたしの足跡を見たのは
   いつだろう?

晴れた空のなかを
急かされるように歩いていると
天気雨のようなクエスチョンマークが
頭をかすめていった

今まで踏みしめてきた道を
地図にして
ざっと広げてみると
アスファルトが
黒い血管のように駆けめぐって
雪野原や
砂浜や
畦道が
心臓のような柔らかさでもって
小さく脈打っている

・・・・足跡は
   どこへ
   行ったのだろう?

風に消されるまでもなく
はじめから空気そのものだった
足跡は
点々と流れていって
どこを旅しているのだろう

歩みを少しゆるめて
地図をたたんで
顔を上げる

毎朝同じ時間に通る
アスファルトの道の端から
たんぽぽが
気持ちのいい悪あがきのように
ふんわり首を振って

この下にも土があることを
そっとささやきかけている


2008-07-21-Mon-20:13

花芯

ほんとうに咲いているの?

今朝まで薄紅の蕾が
ひしめいていた枝に
思わず声をもらしてしまった

ねえ、ほんとうに咲いているの?

夕暮れに染まる風に
梢はこくり頷いて
昨日とは違う揺れ方をしている

永い月日をかけて
待ち焦がれていたはずなのに
いざ咲いているのを目にすると
遥かな香りをあおいでいるようで

夢に落ちる
刹那に聞こえた
子守歌のよう

今、足元をよぎった
少女の影が
幼いころの私にも
百年先の私にも思えて

ここが何処なのかさえ
迷いそうになる

花の雨が
頬をかするころになって
ようやく目が覚めるのでしょうか

あれは、桜

子守歌は、母の口から

この胎の花芯に
温もりを伝え残して
たしかに咲いていたと


2008-07-21-Mon-20:07

レシピ

ミルフィーユは
空気を
幾重にもかさねて
木の葉の地層を作っていく

シフォンケーキは
気泡を
ふんだんに含めて
日向色に焼き上げていく

生クリームは
つむじ風を
泡立て器でかく乱させて

紅茶は
白い吐息が
冷めないうちに淹れる

――では、詩を書くときは?

森の匂いが残るノートを
机に広げるたびに
想いの種をびっしり
ばら蒔きたくなるけど

本当に詠いたいことは
言葉の透間
行間の彼方
こうばしい草原をわたる
光のようにきらめいて

心から心へ
風をとおしていきたいのでしょう

ときに
口笛を鳴らし
髪をなびかせるように
道なき道へと
鉛筆を走らせていく

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