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2007-02-20-Tue-23:34

反作用の風に吹かれて

はじめは、見えなかった。

――それはファインダーの外に
   つまさきの下に
   暗がりのなか
   輪郭さえ
   ないところにあった。

それから、見ないようにした。

――それは地平線の果て
   視界の影から
   シトラスの銃口をかたむけるので、
   ファインダーを閉じて
   走り出した。
  
それはきっと
わたしがボロボロのジーンズを履いていることを
白日にさらしてしまう。
カメラをポケットに忍ばせているわりには
ほとばしる光を捕まえられないことを
夜明けの空にさらけだしてしまう。

みじめさを
にぎりしめて
ふみしめては
さらにみじめになって――

それでも
まぶたを閉じればとじるほど
からだの芯から情景が燃えあがる。
背中を向ければむけるほど
逃げ道は順光に照らされる。
上昇する熱に押されて
どこまでもどこまでも転がっていける。

(沸騰しそうな想いに
(無理やり蓋をするみたいに

走り出した先に、光も環ろうとしている――

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2007-02-11-Sun-22:22

コード

友達がプリンタをくれた。
使い古しのわりには強者らしい。
それなのに
自動車に乗ってせっかく持ってきてくれたのに
電源コードだけ忘れてしまったらしい。
今、プリンタは
部屋の片隅で眠りネコと化している。

たった一本の
か細いコードが繋がっていないために
まったく役に立たないプリンタ。
ニンゲンもそうなのかな?
たとえば、ケータイ。
ネット。
ウワサ。
手足に何本も糸が繋がれて
からくり人形のように動かされて
ときおりぎこちなくなってしまうのは
糸と糸がからまってしまうからだろう。
そんななか
電源コードのように決定的な糸もあって
繋がっていなければ生きていけない。
生きていけないのだろう。

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